七夕日記★織り姫と彦星のはなし
少しばかり昔のTV番組で見聞きした朧げな記憶。
動物の生涯で脈打つ心臓の鼓動の回数は大体決まっていて
ゾウもネズミも一生に鼓動する心臓の脈打つ回数はほぼ同じ。
ゾウの寿命は長いので心臓の鼓動はゆっくりと
ネズミの寿命は短いので脈打つ鼓動は早い。
ネズミはゾウに比べればとても短い寿命だけれど
ネズミもゾウも地球時間とは別に
心臓のスピード感覚の時間の中で
同じ長さの一生分を感じて生きているというお話。

だとしたら、犬の寿命も人間と比べるととても短いのだけれど
犬の時間感覚で人間の時間感覚と同じ一生を精一杯生きているのかしら。

私が感じている人生の長さを、
この親子も感じて生きているのだとすれば
それはとても幸せで嬉しいことだ。

何故なら、彼らは決して短い一生を
生きているのではないのだから。

そしてふと、こう思う。
私がゴミを出しに行く、たった3分間が
この親子には長い時間に感じるのかしら?
私が近所のスーパーに買い物に出かける30分が
とても長い時間に感じるのかしらと。
だって、たった3分間、ゴミを出しに外に出るだけで
玄関のドアの前でウロウロ、バタバタ、ガリガリ。
たった30分スーパーに行っていただけなのに、玄関の鍵を開ける前から
私の帰りを歓迎してワンワンキャンキャン尻尾フリフリお祭り騒ぎなんだもの。

だから思う。
穏やかな時間の流れが私たちを丸ごと優しく包み込むように
愛しい君たちを抱きしめよう。
スーパーへ買い物に出かけた日にはいつもよりも3倍長く
可愛い顔を見つめながら、優しく強く抱きしめよう。
一日中お留守番を頑張った日にはいつもより30倍も長く
君たちの傍らにいて、
眠りに着く前に君たちとお喋りをしよう。
そして一緒に眠りの国へ出かけよう。
※このTV番組はどうやら1994年に発売され、ベストセラーとなった書籍
『ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学』を基に構成されたようです。
織り姫・彦星☆七夕日記
2009年9月21日更新『時間』より。そのまんま・お引っ越し。

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